この記事は2024年・2025年の現地体験記です。写真・動画は当時の記録で、2026年の花火の実施場所・時刻やバザー開催を保証するものではありません。訪問前に現地当局の案内と帰りの交通手段を確認してください。
私が2024年と2025年に見たブリックフィールズのディーパバリでは、道路のそばから花火が上がっていました。
河川敷も観覧席もありません。開始のアナウンスもありません。車が停まったままの道路で、その辺にいる人が、その辺で上げています。打ち上げ場所が見えます。
日本の花火大会のつもりで行くと、まあまあ面食らいます。私は面食らいました。
クアラルンプールに住んでいたあいだに、ディーパバリを2回またぎました。1年目は部屋の窓から見下ろして、2年目は通りに出ました。同じ祭りなのに、見えるものが全然ちがいました。
その2回ぶんと、日付・場所・バザーの期間・行き方をまとめます。
ディーパバリはいつなのか
ヒンドゥー暦で決まるので、毎年動きます。
| 年 | 日付 | 曜日 |
|---|---|---|
| 2024年 | 10月31日 | 木 |
| 2025年 | 10月20日 | 月 |
| 2026年 | 11月8日 | 日 |
| 2027年 | 10月28日 | 木 |
| 2028年 | 10月17日 | 火 |
2024年が10月31日で、2026年は11月8日です。2年で1週間以上ずれています。「だいたい10月末」で航空券を取ると外します。
2026年は日曜なので、翌11月9日(月)が振替休日になります。
マレーシアの祝日は、州によって違います
ディーパバリはサラワク州を除く全国の祝日です。祝日や振替の扱いは州で違うため、旅程は訪れる州の祝日表で確認してください。
2026年11月9日の振替休日は、ケダ・クランタン・サラワク・トレンガヌの4州が対象外です。
場所はブリックフィールズ。KLセントラルの隣です
リトル・インディアと呼ばれている一帯です。インド系の店と寺院が集まっていて、ディーパバリが近づくと通りごと飾られます。
KLセントラルにはLRTクラナジャヤ線、KTMコミューター、ETS、空港線が集まります。空港からはKLIAエクスプレスかKLIAトランジットで着き、駅から歩けます。
モノレールのKL Sentral駅はNU Sentral経由で接続し、Tun Sambanthanは隣の別駅です。MRTカジャン線はムジウム・ヌガラ駅から地下通路を約200m歩きます。
通りの名前
写真と動画に写っているのは、ジャラン・トゥン・サンバンタンです。
推測ではありません。動画に「ASCOTT」の看板が出た建物があり、アスコット・セントラル・クアラルンプールの住所は211番地。写真には「RESTORAN SRI KORTUMALAI PILLAIYAR」の看板もあって、こちらは215番地。並びの番地です。
写真を拡大すると、ほかの看板も読めました。PASARAYA ASOKAN、PUNE VEG RESTAURANT、青いネオンの「Bollywood」。ペンキ屋のJOTUNの看板には BRICKFIELDS と入っています。
街灯の柱の上には、孔雀のような渦巻きの飾りがついています。そこから赤・青・緑の電球が道をまたいで渡してある。祭りの装飾かと思っていたら、これは普段から立っている街灯でした。
バザーは当日には終わっています
ディーパバリのバザーは3週間前から立って、前日で終わります。
2025年に開いていたのはこの3つです。
| バザー | 場所 | 期間 | 時間 |
|---|---|---|---|
| リバーサイド・リトルインディア・ディーパバリ・カーニバル | ブリックフィールズ | 10月5日〜19日 | 11:00〜23:00 |
| SMEディーパバリ・バザール2.0 | ブリックフィールズ/ブリンダバン・ホール(クリシュナ寺院) | 10月14日〜19日 | 10:00〜22:00 |
| ジャラン・マスジット・インディア | マスジット・インディア | 9月29日〜10月19日 | 10:00〜22:00 |
2025年の表の3バザーは、ディーパバリ当日(10月20日)の前日に終わっています。屋台が目当てなら、当日より前の期間を選びます。
バザーの期間中、クアラルンプール市庁(DBKL)は道路を封鎖します。2025年10月2日の発表では、ジャラン・トゥン・サンバンタン(Sentral Suitesとリトル・インディアの前)、ジャラン・ラヤット、ジャラン・ボヌス6、ロロン・チャン・アー・トンの4本でした。
2024年は10月30日まで開いていました。規模は年によってかなり変わります。
売っているのはサリー、クルティ、金や宝石のアクセサリー、寺院装飾のような宝飾セット、家の飾り、お祈りの道具。服はRM20以下のものから並びます。食べものはムルック、ワダイ、パニプリ、それと甘いもの。
2024年10月29日の夜に撮った写真が、ちょうどその時期のものです。頭の上に電球、店の前にブルーシートの屋台、そのあいだを人が流れていきます。歩いているというより、流されていました。

1年目。部屋の窓から見下ろした
2024年のディーパバリは10月31日でした。
その前々日の夜、私は通りにいます。写真の時刻は夜8時すぎ。バザーの最中です。
記録はそこで一度途切れます。
10月30日の夜、私は部屋にいました。日付が変わる直前から、窓の外で音がし始めます。
23時59分から翌0時24分まで、25分のあいだに動画が10本。撮っては止め、撮っては止めをしていたようです。
その動画に写っていたのは、真下の通りでした。屋台の屋根が一列に並んで、そのあいだを人が埋めています。花火は、その人の列の中から上がっていました。
同じ部屋の窓から、KLタワーとペトロナスツインタワー、ムルデカ118が一度に見えました。KLセントラル駅の南、ブリックフィールズでの1年あまりはKLセントラルに1年住んでに書いています。
緑と赤が低い位置で開いて、白い煙が通りにかぶさります。煙が晴れないうちに次が上がる。
きれいでした。
ただ、ガラス1枚はさむと音はくぐもります。人の顔も見えません。誰が何をやっているのかは、最後まで分からないままでした。
2年目。通りに降りたら全部ちがった
2025年のディーパバリは10月20日(月)です。
私が通りに出たのは前の夜、23時59分でした。
表のとおり、バザーの最終日は10月19日です。つまりバザーの最後の夜が終わる1分前に、その通りを歩いていたことになります。狙ったわけではなく、完全にたまたまです。
見上げると、金色の電飾が木の枝から何本も垂れていました。道路をまたぐアーチも架かっています。

車道は車がびっしり停まって動きません。人はそのあいだをすり抜けていきます。クラクションは鳴りません。今日は動かない日だと、全員が知っている感じでした。
暑いです。夜中でも暑い。
人にぶつかられます。ぶつかった側も謝らないし、ぶつかられた側も気にしていません。
そして、うるさい。音楽と話し声と爆竹と花火が、全部同時に鳴っています。
あとで動画を見返して、勘違いに気づきました。
日付が変わる前から、もう上がっていました。
23時59分の動画に、道路のほうから細い光が立ち上がっていくのが写っています。ロケット花火です。
日付が変わってからは本数が増えて、0時4分から0時15分までの11分間に動画が8本残っていました。
打ち上げ場所が見えます
動画にはっきり写っています。花火は路肩や中央分離帯のあたりから上がっています。
人が立っているところから、本当にすぐそこです。白い煙が地面を這って、足元まで来ます。
誰も逃げません。スマホを構えた手がずらっと並んでいて、その向こうで上がっています。近すぎて画面に収まっていない人もいます。
私は正直、少し腰が引けていました。日本で育つと、花火は離れて見るものだと体が覚えてしまっているので。
足元には赤い紙が散っています。爆竹の殻です。
ビルの上に大きく開く、花火大会っぽいものも上がります。動画の1本に、ビル群の上で満開になった1発が写っていました。
ただ、覚えているのはそっちではありません。目の前の路面から、煙と一緒に上がっていった最初の1発のほうです。
上から見た年と、中に入った年
上から見たときも、花火は通りの中から上がっていました。映ってはいたんです。私が分かっていなかっただけで。
高いところから見るとディーパバリはきれいな夜で、通りに降りるとその辺の人が上げている夜になります。
通りでは音や煙、人の密度まで感じました。ただし、これは当時の体験で、安全な観覧場所の案内ではありません。打ち上げ地点へ近づくことは勧めません。
次に行くなら
バザー目当てなら、当日ではなく前の期間を選びます。次回の日付は祝日表で、行事の有無とバザーの期間は現地の開催案内で確認してください。
帰りの交通手段を先に確認してください。私が見た2回とも、花火が増えたのは日付が変わる前後でした。今後も同じ時刻とは限りません。終電や配車を確認し、混雑や煙が強いときは早めに離れます。無理に夜中まで残る必要はありません。
車はやめたほうがいいです。 封鎖がありますし、封鎖されていなくても路上駐車で詰まります。KLセントラルまで電車で来て歩くのが確実です。
サンダルはおすすめしません。 路面に爆竹の紙が散っていて、煙も地面を這ってきます。足の甲が隠れる靴のほうが安心です。
ちなみに2025年は、ディーパバリの2日前の土曜日に国立動物園(Zoo Negara)へ行っています。そちらの話はクアラルンプール国立動物園は3時間で回れますに書きました。
マレーシアには、もうひとつ光の祭りがあります。東海岸のチェラティンでランタンを一斉に空へ上げる祭りで、そちらはマレーシアのランタン祭りは見るだけなら無料でしたに書きました。
まとめ
| 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|
| 私が通りに出た日 | 10月29日 | 10月19日 |
| 花火を見た時刻 | 23:59〜00:24 | 23:59〜00:15 |
| 見た場所 | 部屋の窓から | ジャラン・トゥン・サンバンタンの路上 |
KLの北13kmにあるバトゥ洞窟は、洞窟の中にヒンドゥー教の寺院があります。ディーパバリのほかにも、KLには元日・旧正月・ハリラヤと、1年に何度も新年や大きな祝日が来ます。
この記事の数字について:祝日の日付はマレーシアの公共休日情報、バザーと道路の封鎖は2024〜2025年の現地報道です。写真と動画の時刻は、私が撮ったファイルの撮影時刻(マレーシア時間)です。祝日も道路の扱いも年によって変わりますので、行く前に公式の表示をご確認ください。
2026年9月21日更新:体験した年を冒頭に明記し、深夜滞在を勧める表現と、祝日・行事の有無を混同する表現を修正しました。
参考情報・公式案内
施設・交通・サービスの一般情報を確認した出典です(2026年9月26日確認)。旅行当時の体験・支払い記録とは区別し、利用前には各公式案内の最新情報をご確認ください。

