バトゥ洞窟の行き方と所要時間|272段の階段を歩いて

クアラルンプールの中心から北へ約13km。4億年以上前にできた石灰岩の丘の洞窟の中に、ヒンドゥー教の寺院があります。 広場の奥に立つ高さ42.7mの金色のムルガン像の横から、色とりどりの272段を上ると、天井の高い岩の空間に出ます。その奥では天井に大きな穴が開いていて、空が見え、光が落ちてきます。岩壁には草木が生えていて、猿がいます。私は2024年10月12日の土曜日の昼に行き、昼食をはさんで1時間半ほどで回れました。

目次

バトゥ洞窟はどんな場所か

洞窟の中に寺院があって、タミル系ヒンドゥー教徒の祭り、タイプーサムの中心地です(Wikipedia)。KLのヒンドゥー教の祭りについては、KLディーパバリの花火|2年の体験とブリックフィールズへの行き方にも書いています。

バトゥ洞窟の地図。入口の門から金色の像へ、272段の階段を上って洞窟の入口と奥の洞窟へ行き、下りてハヌマーン像へ向かった線。左にKTMのバトゥ・ケーブズ駅KTM バトゥ・ケーブズ駅入口の門12時半前金色の像1時すぎ洞窟の入口1時20分ごろ奥の洞窟1時25分ごろハヌマーン像2時前
2024年10月12日の昼。点は写真の位置情報で、線は写真の位置を順につないだもの(階段は地図の階段に沿わせています)。緑は森と岩山、茶色の線は崖、四角はKTMの駅(この日は使っていません)。地図データ:© OpenStreetMap contributors、Natural Earth
項目数字出どころ
場所KLの中心から北へ約13kmWikipedia
洞窟石灰岩の丘にできた洞窟。4億年以上前にできたWikipedia
金色のムルガン像高さ42.7m。2006年1月に公開Wikipedia
階段寺院の洞窟(Temple Cave)まで272段。2018年8月に段ごとに色を塗り分けマレーシア政府観光局/Wikipedia
ハヌマーン像高さ15mWikipedia

入口の門と広場。奥に金色の像、先に昼食

12時半前、入口の寺院の門の前にいました。色とりどりの塔門で、その後ろに緑に覆われた石灰岩の崖が立っています。門の前には車が並んでいました。門の色と、崖の緑と、その上の空。ここで最初の1枚を撮りました。

バトゥ洞窟の入口の色とりどりの塔門と、緑に覆われた石灰岩の崖
入口の門と、その後ろの石灰岩の崖(2024年10月12日、12時半前)

門の先が広場で、奥に金色の像と、その横の階段が見えます。この距離からでも、像が大きいことは分かります。

門の先の広場。奥に金色の像と階段、手前に人
広場の奥に金色の像と階段。人の顔はぼかしています

2024年10月のこの日は、広場の一部が工事中でした。 砂利の山と重機があって、赤いコーンが置かれています。像を撮ると、手前に工事の砂利が入ります。

広場の一部が工事中。重機と砂利の向こうに金色の像
2024年10月は広場の一部が工事中でした

昼の暑い時間で、広場は開けていて日陰が少ないです。像に向かう前に、敷地の中の店で昼食にしました。1時前です。焼き目のついたラップ(巻いたパン)と、チーズソースのかかったフライドポテト。

焼き目のついたラップと、チーズソースのかかったフライドポテト
敷地の中の店で昼食(1時前)

このあとに272段が待っているので、先に座って食べておけたのは助かりました。

金色の像と272段。きつかった

1時すぎ、金色の像の正面に立ちました。近くで見ると、写真で知っていた印象よりずっと大きいです。金色が日を受けて明るく、見上げていると目が疲れます。

像の横が272段の階段です。色とりどりの段が上へ延びていて、その上に人が列を作っています。

高さ42.7mの金色のムルガン像と、その横の色とりどりの272段の階段
金色のムルガン像と272段の階段(1時すぎ)。人の顔はぼかしています

272段はきつかったです。 昼の暑い時間に、日を遮るものがない階段を上ります。途中で息が上がって、汗が背中を伝いました。

上りきった先が洞窟の大きな入口で、1時半前でした。入口の前には人がたくさんいます。

階段を上りきった先の洞窟の大きな入口と人
上りきった先が洞窟の入口(1時20分ごろ)。人の顔はぼかしています

洞窟の中。天井の穴から光が落ちる

入口をくぐると、天井の高い岩の空間です。奥に寺院の塔門が立っていて、その先にまた階段があります。天井の穴から光が落ちてきます。

日の当たる階段のあとで岩の天井の下に入ると、暑さは少し楽になります。ただ、外から入った直後は目が慣れず、少し暗く感じます。空気は外より湿っていて、汗はすぐには引きません。人は多く、声が岩に当たって広がります。

天井の高い洞窟の中。奥に寺院の塔門と、その先の階段
洞窟の中。奥に寺院の塔門

岩の天井の穴から空が見え、光が落ちてきます。バトゥ洞窟で、私がいちばん見てよかったのはこの光です。

奥の階段を上がると、天井に大きな穴が開いた洞窟です。穴から空が見えて、光が差し込みます。1時半前、私が上ったのはここまでです。

洞窟の天井に開いた大きな穴から光が差し込む
奥の洞窟。天井の穴から空が見えます

岩壁には草木が生えていて、洞窟の中なのに緑があります。光の当たるところだけ、草の色がはっきり出ます。しばらく足を止めて、穴を見上げていました。

奥の洞窟の岩壁に生えた草木
岩壁に草木が生えています

猿。多いが、私は何もされなかった

奥の洞窟で猿を見ました。岩の上、手すりの下、床の上。手すりの下にいる猿は、通る人の手が届く距離です。私は何もされませんでした。

洞窟の岩の上を歩く猿
岩の上の猿(1時25分ごろ)
手すりのそばの床に座る猿
床の上にも猿

ここの猿は人の食べ物に頼っていて、迷惑をかけることがあります(Wikipedia)。食べ物を持ったまま近づかないようにしてください。何もされなかったのは私のこの1回の経験です。

1時半すぎ、階段を下ります。上から見下ろすと、色の段が下まで続きます。下りは上りより息は楽で、そのぶん膝に来ます。

階段の上から見下ろした景色
階段の上から下を見下ろす(1時半すぎ)

下りてハヌマーン像。そのあと夕方4時前にはムルデカ広場

2時前、敷地の別の場所にある青緑色の大きな像の前にいました。ハヌマーン像で、高さ15m(Wikipedia)。金色の像とは色も場所も別で、こちらは階段を上らずに見られます。

青緑色の大きなハヌマーン像
高さ15mのハヌマーン像(2時前)

敷地で最後に撮ったのがこの像です。

そのあと、夕方4時前にはムルデカ広場にいました。スルタン・アブドゥル・サマド・ビルの前で、大きな旗竿が立ち、空は曇っていました。

ムルデカ広場とスルタン・アブドゥル・サマド・ビル、曇り空
夕方4時前にはムルデカ広場に(人の顔はぼかしています)

行き方と所要時間。私はGrab、電車ならKTMコミューターの終点

私は行きも帰りもGrabでした。料金は乗る前にアプリに出ます(Grab公式)ので、金額を見てから乗るかどうかを決められます。

電車ならKTMコミューター(近郊電車)で、バトゥ・ケーブズ駅が終点です。駅から歩いて5分ほど(マレーシア政府観光局)。

KTMコミューターの路線図。KLセントラルから北へ、クアラルンプール、バンク・ヌガラ、プトラ、セントゥル、バトゥ・ケントンメン、カンポン・バトゥ、タマン・ワヒュを通って、終点のバトゥ・ケーブズまで約29分2kmKLセントラルここから乗るクアラルンプール4分バンク・ヌガラ8分プトラ11分セントゥル17分バトゥ・ケントンメン21分カンポン・バトゥ23分タマン・ワヒュ25分バトゥ・ケーブズ29分・終点
KLセントラルからバトゥ・ケーブズまでのKTMコミューター。線は地図の線路に沿わせています。分はKLセントラルを出てからの時間で、KTMB公式の平日の時刻表(2026年4月27日から)によります。私は行きも帰りもGrabで、この電車には乗っていません。薄茶色の線は高速道路と主な道路、水色の線は川です。地図データ:© OpenStreetMap contributors、Natural Earth

KLセントラルから乗ると、バトゥ・ケーブズは8つ先の駅で、約29分です(KTMB公式の時刻表)。終点の駅は洞窟の敷地のすぐ西で、記事のはじめのほうの敷地の地図では左側の四角です。

昼の便はKTMB公式の平日時刻表(2026年4月27日改定)で確認しました。2026年4月18日から12月末までは複線化工事に伴うダイヤ変更中です(The Star 2026年4月9日)。乗る前に公式の時刻表を確認してください。

方向時刻の例(平日、KTMB公式、2026年4月27日からの時刻表)
KLセントラル発 → バトゥ・ケーブズ10:07/11:02/11:52/12:52/13:52。どれも約29分でバトゥ・ケーブズ着
バトゥ・ケーブズ発 → KLセントラル12:00/13:00/14:00/15:00。KLセントラル着はその31分後

昼の時間帯はほぼ1時間に1本です。 私が行ったような土曜は週末の時刻表で、平日とは別なので、出る前にKTMBの公式で確かめてください。昼に1時間半いるつもりなら、帰りの便も1時間おきですから、下りてきた時刻によっては駅で待つことになります。

敷地にいたのは昼12時半前から2時前まで、1時間半ほどです。昼食をはさんで、門、広場、像、272段、洞窟、猿、ハヌマーン像まで回りました。服装の布(サロン)は、私は借りずに入れました。これは私が訪れた日の経験で、どの服装でも入れるという意味ではありません。宗教施設なので肌の露出を控えた服装を選び、入場時は現地の案内に従ってください。

昼の時刻。12時半前から2時前まで

2024年10月12日、土曜日。iPhoneの写真に位置情報と時刻が残っていて、ムルデカ広場の1枚を除いて、どれもバトゥ洞窟の敷地の中です。

時刻写っているもの
12:24入口の門と石灰岩の崖
12:25〜12:26広場の像と階段。一部は工事中
12:47敷地の店で昼食(ラップとフライドポテト)
13:14金色の像と272段の階段
13:20洞窟の入口
13:21洞窟内の寺院と天井からの光
13:24〜13:25奥の洞窟。天井の穴と岩壁の草木
13:25〜13:26岩・手すり・床の猿
13:36階段を下りる
13:52ハヌマーン像
15:46〜15:51ムルデカ広場

まとめ

項目内容
場所KLの中心から北へ約13km
洞窟天井の穴から落ちる光が、私にはいちばんよかった
金色の像高さ42.7mのムルガン像
階段272段。昼は暑く、上りはきつかった
猿私は何もされなかったが、食べ物を持って近づかない
ハヌマーン像青緑色の像。高さ15m
服装肌の露出を控え、現地の案内に従う
私がいた時間2024年10月12日(土)、12時半前〜2時前。昼食込み約1時間半
行き方私は往復Grab。電車はKTM。平日・週末の時刻表を確認
2024年10月時点広場の一部が工事中

この記事の数字について

時刻はiPhoneの写真の撮影時刻です。像の高さや階段の段数、洞窟の年代、電車の時刻は、本文のその箇所に短く書いた出どころによります。値段は私の記録がないので、円換算も書いていません。どれも変わりますので、公式サイトをご確認ください。

参考情報・公式案内

施設・交通・サービスの一般情報を確認した出典です(2026年9月26日確認)。旅行当時の体験・支払い記録とは区別し、利用前には各公式案内の最新情報をご確認ください。

マレーシア政府観光局:バトゥ洞窟などセランゴール州の文化施設

KTMB公式:最新の列車時刻表

KTMB公式:バトゥ・ケーブズ〜プラウ・スバン平日時刻表(2026年4月27日改定)

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この記事を書いた人

ちえ。沖縄出身。2024年9月から2025年11月までクアラルンプールで暮らし、マレーシア・タイ・ベトナムの旅を書いています。街歩き・ホテル・空港移動と、実際に払った旅費と旅程が中心。現地で体験したことと公式情報で確認したことは分けて書いています。X:@3mxmtv/YouTube:@tabirea_blog

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