ホイアンのランタンと灯籠流しを見るなら、日の入りの30分前に旧市街へ。2026年5月4日、私はダナン発の1日ツアーで偶然その時間に着きました。午前は五行山、昼はマダムラン、午後はミーソン遺跡を回ってからのホイアンです。
着いたのは夕方5時半すぎ。この日の日の入りは18時05分で、明るい旧市街から灯りが点く夜までを見られたのが、いちばんの当たりでした。
この記事は、そこから車に戻るまでの記録です。入場券・舟・灯籠はツアーに含まれ、個別には支払っていません。自分で行く場合の費用は最後にまとめます。
明るいうちの旧市街は、ランタンが点いていません
黄色い壁と街路樹のある通り。曇り空はまだ明るく、頭上のランタンは吊ってあるだけで、点いていません。

暗い写真ばかり見ていた私は、ランタンが常に光っているものだと思っていました。点いていないと、赤、黄、ピンク、緑の色と、細い竹の骨に絹を張った形がよく分かる。提灯というより、傘に近い作りです。
ランタン屋の中は、明るいうちのほうが面白い
すぐあと、HUNG AN LANTERN MAKING CLASS 63 の前で足が止まりました。ランタン作りの教室もやっている店のようです。

天井には赤、オレンジ、青、緑、ピンク、紫のランタンが数えきれないほど下がり、台には財布や小物、扇子が山積みでした。写真を撮って通り過ぎたけれど、1つ買っておけばよかった。旅先で「あとで」と思ったものを、あとで買えたためしがありません。
来遠橋は、渡るのに旧市街の入場券がいります
通りを抜けると、川ごしに来遠橋(らいえんきょう)、日本橋と呼ばれる橋が見えました。土手には人だかり。みんな同じ方向にカメラを向け、私も同じことをしました。

ゴールデンウィークです。日本語もちらほら聞こえます。世界遺産の橋の前で、全員が同じ角度で腕を上げている。この光景も含めて、ホイアンなのだと思いました。
水位は低くて、川底の石が見えるところもあります。
来遠橋を渡るには、ホイアン旧市街の入場券が必要です。私の入場券はツアー料金に含まれていました。2026年1月28日付の公式案内では、5か所券は120,000ドン(約720円)、3か所券は80,000ドン(約480円)。5か所券は来遠橋または関公廟の1か所、博物館1か所、その他3か所、3か所券は来遠橋または関公廟の1か所とその他2か所です。購入時に対象施設を確認してください。
橋の中に、赤い布をかけた犬がいます
橋に入ると、木の梁が低く渡され、丸いランタンが下がっています。人が次々に通り抜けていきました。

ベトナムの紙幣にも描かれる橋です。ツアーの予約ページには、450年ほど前に1000人の日本人が定住したとありました。その数字を頭に木の梁を見上げると、橋の見え方が少し変わります。途中の祠には、赤い布をかけた石の犬が座っていました。

前には黄色い花と青と白の焼き物の器、台には赤い菱形に「春」の字。私はしばらく立ち止まりました。赤い布をかけられた石の犬は、長く世話をされてきた顔をしていました。
橋の外に出ると、ランタンが点き始めています
橋を抜けて外から撮ると、赤い壁と瓦屋根の下、石のアーチが川をまたいでいます。軒下のランタンは、もう光っていました。

空と灯りの明るさが同じくらいで拮抗する、この時間帯がいちばん好きでした。どちらかが勝つと、この景色は終わります。
橋のたもとに、日本語の彫られた石碑があります
橋の近くの石碑には、こう彫ってありました。
KHÔNG GIAN VĂN HÓA
VIỆT NAM – NHẬT BẢN
文化空間
ベトナム-日本
ベトナム風の反り屋根と日本風の屋根が左右に並び、真ん中に1本の線、下には波。台座には Tháng 11 năm 2017、2017年11月とあります。

旅先で日本語の彫られた石を見ると、うれしいとも気恥ずかしいとも違う気持ちになります。450年前にここにいた1000人には、たぶんこういう機会がなかった。この石は新しすぎて、そして、ちょうどよく立っていると思いました。
日が落ちてから|舟に乗って、灯籠を流します
18時05分を過ぎて日が沈むと、手漕ぎの小舟へ。写真には舳先と、その向こうに浮かぶ黄色い灯籠ひとつが写っています。

濃い青が残る空の下、岸には灯りが並び、ほかの舟も出ています。船頭さんが後ろで櫂を使う小舟でした。予約ページにある手漕ぎボート&灯篭流し体験は基本プランに含まれ、ここでも個別の支払いはありません。
個人で乗る場合の料金はここでは確定できません。乗る前に1隻か1人か、人数・時間、灯籠の個数と料金、加算の有無と合計を、乗り場の表示とサービス内容で確認してください。
灯籠を水に置く瞬間は、思ったより静かです
舟べりで大きな黄色い灯籠を持つと、思ったより軽い。模様の入った紙の中で、小さな火が揺れていました。

水に置いた瞬間、灯籠は自分の意思があるみたいに、すっと舟から離れていきました。手から離れ、水に乗り、舟べりの外へ出ていく11秒が動画で残っています。
もっと儀式めいた時間を想像していたのに、置いて、離れて、終わり。あっけない。ただ、3メートルほど流れたところで振り返ると、同じものが何十個も水の上にあり、私の1個はもう見分けられませんでした。
そこで初めて「ああ、これはそういう遊びなのか」と納得しました。
数分後の写真では、あたりはすっかり暗くなっていて、橋と岸が光り、水面が全部その映り込みになっていました。

薄明が終わるのが18時28分です。舟の上で、ちょうどその切り替わりをまたいだことになります。
夜|ナイトマーケットと、黒い水に浮かぶ灯り
舟を降りると市場通りへ。頭上のランタンと赤い三角旗の下は、人の波でした。

押されて進みます。止まりたいところで止まれません。屋台の匂いが、5メートルおきに入れ替わります。炭で焼く肉、揚げ油、甘い蒸しもの、それから香草。
暑いのに、汗が気にならない。これは夜の街のいいところだと思います。
予約ページでは、灯籠流し後の旧市街・ナイトマーケットは日本語ガイドなしの自由散策と案内されています。私は注記をちゃんと読んでおらず、人の流れに押されるまま歩いて、気づいたら1時間以上が経っていました。
マンゴーと柚子のビールを、ランタンの下で飲みました
途中でSan Miguel の「MANGO YUZU」を1本購入。Limited Edition の WHEAT ALE、アルコール5%です。缶には「Wheat ale with natural mango and yuzu flavors and real fruit juice」とあります。

フィリピンの会社が作るマンゴーと柚子の小麦ビールを、ベトナムで日本人が飲む。系統はだいぶ渋滞しています。開けた瞬間にマンゴーが香り、甘さの後ろで柚子が効いて、最後がすっと切れる。口当たりは丸く、苦みはほとんどありません。暑い夜に合う、少しアルコールの入った果物のようでした。缶を持つ写真の背景には赤と黄のランタン、空にはまだ青が残っていました。
「HOI AN」のネオンは、水面のほうがきれいです
川沿いに、ハート付きの派手な「HOI AN」の看板があります。看板そのものにはあまり趣を感じませんでしたが、水面は別物。揺れる水で文字がほどけたり戻ったりし、赤と青と黄色が帯になって伸びます。

看板を撮るつもりで構えて、結局、水のほうを何枚も撮っていました。
夜の川に、灯籠が残っています
夜が深くなってから、もう一度川へ。真っ黒な水に灯籠がぽつぽつ浮かび、赤い灯籠を載せた舟が横切ります。岸の灯りは水の上で長く伸びていました。

舟の上では、私も灯籠の一部。岸からは他人の灯籠を眺める側になり、違う静けさがありました。時間があったから、どちらも見られたのだと思います。
夜8時すぎに車へ戻りました。白い車の向こうに人の波、街灯、古い家並み。この日の最後の1枚です。

時間割|ホイアンは、日没を軸に組むと分かりやすい
この日の流れを、日没を真ん中に置いて並べます。
| 時刻 | 記録地点・内容 |
|---|---|
| 17:35 到着 | 旧市街 |
| 17:36 | ランタン屋 |
| 17:41 | 来遠橋の外・内部 |
| 17:43 | 橋の祠 |
| 17:44 | 点灯した来遠橋 |
| 18:05 | 日の入り |
| 18:23 | 舟・灯籠流し |
| 18:28 | 薄明の終わり |
| 18:36 | 夜の舟 |
| 18:40 | ナイトマーケット・自由散策 |
| 19:50 | 岸から川を撮影 |
| 20:12 | 車に戻る |
この日はミーソン遺跡の舞踊と、日没前後のホイアンを両方見られました。公式行程と写真では記録地点が揃わず、遅れた分数は断定できません。次は到着したい時刻を先に決めて手配します。
自分で行くならいくらか
入場券は公式案内の金額です。舟・灯籠は最新料金を確定できず、私の個別の支払い記録もないため、現地確認としています。
| 対象 | 目安 | 円 |
|---|---|---|
| ホイアン旧市街 入場券(5か所) | 120,000ドン | 約720円 |
| 同(3か所) | 80,000ドン | 約480円 |
| 手漕ぎボート | 人数・時間・含まれるものを乗り場で確認 | 未確定 |
| 灯籠 | 1個の料金と舟代に含まれるかを確認 | 未確定 |
2人で5か所券を買う場合、入場券だけで240,000ドン(約1,440円)です。
私のツアーは基本プラン1人15,314円。ホイアン部分の個別価格は分けられません。個人手配と比べるなら、入場券・舟・灯籠にダナンからの往復交通費を足して考えます。
次に行くなら、到着時刻を狙います
次は日没30分前に着き、点いていないランタンを見て、橋の犬に挨拶をして、日が沈むのを待って舟に乗る。そこまで決めたら、あとの2時間は人の波に任せる。それが、いまの私の考える組み方です。
同じ日の午前から午後の話は、こちらに書きました。ダナン1日ツアーは1人15,314円|朝8時から12時間、五行山とミーソン遺跡の時間配分
この旅のシーフードの値段は、別の記事にまとめてあります。ダナンのシーフードはいくら?|生簀の値札と伝票の実物、ミシュラン掲載店を含む2軒の相場
行きの便と、ホーチミンでの乗り継ぎはこちらです。ホーチミン乗り継ぎでダナンへ|手荷物は受け取り直しでした。ベトジェットはT1のまま、他社はT3へ移転
旅の全体(日程・総額・泊まった宿)。ダナン3泊5日の費用は1人約16万円でした|GWの航空券・ツアー・ホテルの実額と、4日間の中身
数字の出典:写真は私の撮影時刻、日の入り・薄明は日付とホイアンの緯度経度からの計算値です。ツアー行程・注記はVELTRA販売ページ(2026年9月確認)。円換算は1円=166.47ドン(2026年5月の月間平均)です。
参考情報・公式案内
一般情報の確認に使った公式案内です(2026年9月26日確認)。
