クアラルンプールのドンキ(JONETZ by DON DON DONKI)は、ブキッ・ビンタンのLot 10なら深夜2時まで開いています。KLに住んでいたころ、日本の調味料と日用品はドンキで買い、困ることはほぼありませんでした。Mid Valley Megamall店の「Halal Section」、味噌の値札の「HALAL」、スシロー開店日の30分待ちと大トロRM5.80。日本のものが、この街ではどう売られていたかを写真で紹介します。
値段は物によって差が出ます。納豆や味噌は東京の平均小売価格の2.5〜3倍、しょうゆは1.5倍。スシローのいちばん安い皿は、当時の税・サービス料別の表示価格を円に直すと約198円でした。東京の回転ずしの平均197円は税込みなので、支払額がほぼ同じという比較ではありません。
ドンキの店の中。天井に「Halal Section」、市松模様の床に赤い提灯(2025年10月27日)
私が店内を撮ったのは、2025年10月27日の昼すぎ、Mid Valley Megamallの店です。Ray-Ban Meta(カメラのついたメガネ)で撮った、2分20秒ほどの動画です。
天井から「Halal Section — Happiness is Eating Halal Food!!!」「Halal Selections」の札が下がっています。 ハラールはイスラムの決まりで許された食べ物のことで、その商品が1か所の棚にまとめてあり、天井の札で場所が分かる作りです。黄色いPOPの並ぶドンキの店内にこの札が下がっているのを見ると、ここがKLの店だと分かります。


精肉は「肉善し Meat Shop Niku-Yoshi」という名前の売り場で、パック肉のケースにRM40の札が立っていました。漢字の名前に英語の読みが添えてある売り場です。
袋麺の通路には「Pack Noodles」の札。菓子の通路、そうめんやうどんの乾麺の棚、黄色と赤の手書き風のPOP、市松模様の床、赤い提灯。日本のドンキの店内をそのまま持ってきた作りで、POPの黄色が目に入ると、日本に帰ったような気分になります。KLで暮らした1年あまり、この店があるという安心感は大きいものでした。

家の棚にあった「情熱価格」。酢、ごま油、ぽん酢、それに洗剤
家の台所の棚を2025年3月2日に撮った写真があります。料理酒、穀物酢、すし酢、本みりんの1Lのボトル、ごま油、オリーブオイル。このうち穀物酢とごま油には「情熱価格」のマークがついています。情熱価格はドンキのプライベートブランドです。ごま油のラベルは「香り高いごまをぎゅ〜っと搾った 純正ごま油」。日本語のラベルのまま、KLの台所に立っています。

2025年10月27日の夕方には、「JONETZ 情熱価格 贅沢旨味だし ぽん酢」のボトルが家にありました。ラベルに「全国選りすぐり 6つの素材」とあります。ドンキの店内を撮った日の夕方です。日本の台所にありそうな瓶が、KLの台所に並んでいる。本みりんとぽん酢がそろっていれば、和食を作るのに困ることはありません。

日用品も同じです。2025年8月の写真には、「ハミング フレア」と「香りつづくトップ 抗菌plus Shiny Rose」の詰め替えが写っています。私が日本の調味料と日用品を買っていたのはドンキで、家にあった情熱価格の瓶はそこから来たものです。

味噌の値札に「HALAL」。日本のものも、ムスリムの客に合わせて売られている
ドンキのHalal Sectionだけではありません。2025年10月5日の夕方、日本の食材の棚を撮った写真では、味噌の値札に「HALAL」の文字が入っています。
棚に並んでいたのは、ひかり味噌のカップの「円熟」「こだわってます」「無添加 田舎」、丸美屋の混ぜ込みわかめ(おかか、明太子、枝豆、しそ昆布)、ふりかけ(たまご、かつお、わさび)、ダイショーの鍋の素(もやし鍋、ごま味噌鍋、鶏南蛮鍋)。日本のスーパーの棚と同じ顔ぶれです。

値札は、「Kodawattemasu 500g cup」がRM24.90、「MUTENKA INAKA 375G CUP HALAL」がRM13.90、「Iso no Kaori New Pack」がRM7.50、ふりかけがRM6.90、鍋の素がRM15.90。どれもその日の店の値札で、私が払った額ではありません。
値札の「HALAL」は、ムスリムの客に向けた表示です。スシローも、FOOD & LIFE COMPANIESの発表で「No Pork, No Lard」のムスリムフレンドリーな店としています。豚肉も豚の脂も使わない、という意味です。ドンキにも、味噌の棚にも、スシローにも、ムスリムの客に向けた表示がありました。日本のものが、この街の客に合わせた形で棚に並んでいます。
豚肉は「Non-Halal」の別の売り場で売られていて、その買い方と値段はマレーシアで豚肉を買うにあります。果物・野菜・鶏・ママックの値段はKLの物価です。
スシローの開店日。入るまで30分、大トロがRM5.80
スシローのマレーシア1号店は、2025年2月7日(金)にSuria KLCCに開きました。FOOD & LIFE COMPANIESの発表では302席、メニューは160品以上、皿はRM5.80、7.80、10.80、15.80の4種類(税別)です。
私はその開店日に行きました。夕方6時前に入口に着くと、花の飾りとGRAND OPENINGの看板。入口には開店祝いの花がずらりと並んでいました。レーンの席に座ったのは6時半ごろで、入るまで30分くらい並びました。 KLで日本の回転ずしに座れるなら、30分は短いと思える待ち時間でした。

店内の表示は「GRAND OPENING SPECIAL」。大トロがいちばん安い皿のRM5.80、というのが開店の特別価格でした。2月の平均レート(1リンギット=34.108円、exchange-rates.org)で約198円です。表示に「All prices are subject to service charge and government tax」とあるので、皿の額にサービス料と税が後から乗ります。

| 開店日の店内の表示(2025年2月7日) | 価格の表示 | 期間の表示 |
|---|---|---|
| 大トロ | RM5.80 | 2月7日〜23日 |
| ジャンボほたて | RM15.80 | 2月7日〜16日 |
| かんぱち | RM15.80 | — |
| 真鯛 | RM7.80 | — |
| はまち | RM10.80 | — |
| うなぎ | RM7.80 | — |
| いなり | RM5.80 | — |
| 甘えび | RM5.80 | — |
ここに並べたのはどれも店内の表示価格で、私が払った額ではありません。
写真に残っているのは、6時半すぎのまぐろのにぎりと、7時すぎのパフェ。まぐろは日本のスシローと同じ赤身の味で、ここがKLだと忘れる皿です。

その後も3回。5月30日は「サーモン祭り」のトラウトがRM5.80
開店日に30分並んだ店に、3月1日の夕方、5月30日の昼、6月21日の夕方と、そのあとも3回行っています。5月30日は「サーモン祭り」で、生サーモン大切り(トラウト)がRM5.80、サーモンマウンテンがRM18.80(5月28日〜6月22日)。店内には「日本一 No.1 in sushi sales in Japan」のポスターがありました。トラウトの大切りは脂が乗っていて、RM5.80の皿としては大きい切り身でした。

ラーメンは金田家の豚骨がある
2024年10月26日の夕方、器に「金田家」とある豚骨ラーメンを食べました。味玉、チャーシュー、きくらげ、ねぎ、海苔。金田家(Kanada-Ya)はKLにも店を出しています(The Exchange TRXなど)。
スープは白く濁った豚骨で、きくらげの歯ごたえまで日本の店と同じでした。ムスリムの多い国でも、豚骨のスープはKLにありました。KLで暮らし始めて2か月目の夕方に、この一杯がありました。

ドンキはKLに2店。Lot 10は10時〜翌2時
2026年9月の公式サイトでは、KLの店はLot 10とMid Valley MegamallのLG階の2つです。
| 店 | 場所 | 営業時間(公式サイト、2026年9月) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Lot 10店 | ブキッ・ビンタン | 10時〜翌2時 | 2021年3月19日に開いたマレーシア1号店。3フロア |
| Mid Valley Megamall店 | Mid Valley MegamallのLG階 | 10時〜22時 | 私が2025年10月に店内を撮った店 |
東京の平均と比べる。納豆は2.9倍、スシローは税・サービス料の条件に注意
この参考比較では納豆と味噌は東京の2.5〜3倍、しょうゆは1.5倍です。スシローはKLが税・サービス料別、東京の統計が税込みで、条件がそろっていません。 「Koshihikari」の名前の米は東京の4割ですが、袋に産地の表示がありません。
比べる相手は東京都区部の平均小売価格(東京都「東京の物価」第7表。総務省の小売物価統計調査の東京都区部分)です。この表の値段は3種類あります。店の値札と店内の表示(その日に撮った写真)、Jaya Grocerのネットの表示価格(2026年9月)、東京の統計。混ぜると比較にならないので、出どころの列を入れました。円は、その月の平均レート(exchange-rates.org)で計算しています。2025年2月が1リンギット=34.108円、10月が35.907円、2026年9月が38.393円(23日まで)。
| KLの品 | 出どころ | 円(その月の平均レート) | 東京の平均(同じ月) | 差 |
|---|---|---|---|---|
| スシロー いちばん安い皿 RM5.80(2025年2月) | 店内の表示(税・サービス料は別) | 約198円(34.108円) | 回転ずし まぐろ赤身2貫の1皿 197円(税込み) | 税・サービス料の条件が異なるため、支払額の比較はできない |
| ひかり味噌 無添加 田舎 375g RM13.90(2025年10月5日) | 店の値札 | 約499円=100gで約133円(35.907円) | みそ 750g 404円=100gで約54円 | 約2.5倍 |
| ひかり味噌 こだわってます 500g RM24.90(同) | 店の値札 | 約894円=100gで約179円 | 同 約54円 | 約3.3倍(有機の商品を並の味噌と比べている) |
| 納豆 45g×3(ダルマ食品 函館納豆)RM8.60 | Jaya Grocerのネット表示(2026年9月) | 約330円(38.393円) | 納豆 3パック 112円(2026年8月) | 約2.9倍 |
| キッコーマン しょうゆ 1L RM26.00 | 同 | 約998円=100mLで約100円 | しょう油 450mL 309円=100mLで約69円(2026年8月) | 約1.5倍 |
| 「Koshihikari」短粒米 5kg RM41.90 | 同(産地の表示なし) | 約1,609円 | 国内産コシヒカリ 5kg 4,326円(2026年8月) | 約4割 |
時点は2025年2月と10月、2026年8〜9月とばらばらで、店も銘柄も規格も違います。味噌は東京が750gの並の商品で、KLは有機や無添加のカップ。米は東京が国内産の指定で、KLの袋には産地の表示がないので、同じ米とは限りません。 この表は目安として並べたもので、同じ物の値段を比べた表ではありません。
日本のものを買う・食べる場所
| 買う・食べるもの | この記事で紹介した場所・資料 |
|---|---|
| 日本の調味料・日用品 | ドンキ。家の棚には情熱価格の酢・ごま油・ぽん酢、洗剤の詰め替え |
| 味噌・ふりかけ・鍋の素 | 2025年10月5日に撮った日本食材の棚。味噌の値札にはHALAL |
| 納豆・しょうゆ・米の価格 | Jaya Grocerの2026年9月のネット表示。筆者の購入記録ではない |
| 回転ずし | Suria KLCCのスシロー。開店日と3回の再訪 |
| 豚骨ラーメン | 金田家。2024年10月26日に食べた一杯 |
この記事の数字について:リンギットの値段は、店の値札と店内の表示(2025年2月と10月の写真)、Jaya Grocerのネットの表示価格(2026年9月)で、私が払った額ではありません。円は各月の平均レート(exchange-rates.org。2026年9月は23日まで)、東京は東京都「東京の物価」の区部平均です。値段も営業時間も変わりますので、公式サイトと店の表示をご確認ください。
参考情報・公式案内
施設・交通・サービスの一般情報を確認した出典です(2026年9月26日確認)。旅行当時の体験・支払い記録とは区別し、利用前には各公式案内の最新情報をご確認ください。
DON DON DONKI Malaysia:店舗・営業時間
