辛いものが苦手なまま、2026年2月21日(土)から23日(月)の深夜便まで、バンコクへ2泊4日の2人旅に行きました。食事がいちばん不安でしたが、「辛くて食べられなかった」皿は一度もありません。
辛さを変更するお願いも、タイ語のフレーズも、辛くない店の事前調査もしていません。助けになったのは、シートラートのメニューに印刷された唐辛子マークでした。実物のメニューと頼んだ2皿、唯一はっきり辛かったソムタムを紹介します。
旅の全体はバンコク2泊4日は何ができる?ドンムアン着・スワンナプーム発で回った実体験にまとめてあるので、食べ物以外のことはそちらをどうぞ。
いちばん効いたのは、メニューに辛さが印刷されていたことです
最終日の昼に入った店で、この旅の答え合わせのようなメニューに出会いました。
店の名前はシートラート(ศรีตราด/Sri Trat Restaurant & Bar)。東部タイ、トラート県の料理を出す店です。場所はスクンビットのソイ33。Googleマップの表記では「90 Sukhumvit 33 Alley, Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110」です。
木の切妻屋根の入口に、赤い看板が出ています。「The Real Rustic Eastern Thai Cuisine」。素朴な東部タイ料理、という宣言です。

入ったのは2026年2月23日(月)の12時17分。出たのが13時50分なので、およそ1時間半座っていました。この日はチェックアウト後から深夜便までの半日で、その日の流れは深夜便で帰る日の記事に書いています。ここでは、辛さの話だけをします。
メニューは赤い表紙の冊子です。表紙にはタイ文字で ศรีตราด。中は、古紙のような紙です。

席に着いて、まずこのメニューを撮りました。おいしそうだったからではありません。料理名の横に、赤い唐辛子の絵が印刷されていたからです。

唐辛子マークの0個・1個・2個が、同じページに並んでいます
料理名の横にある記号の凡例は、各ページの下に載っています。唐辛子マークは、私が辛さを選ぶときにいちばん助かった表示です。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| 赤い唐辛子マーク | 辛さのレベル(Spicy Level)。0個・1個・2個・3個 |
| (GF) | Gluten Free(グルテンフリー) |
| (V) | Vegeterian(ベジタリアン。綴りはメニューのまま) |
| (N) | Contains Nut(ナッツを含む) |
| 赤いバラの印 | Recommended(おすすめ) |
実際に撮ったページに載っていた料理を、そのまま並べます。円は1バーツ=4.96円(2026年2月の平均レート)で計算した目安です。
| タイ語名 | 英語名 | 値段 | 唐辛子マーク |
|---|---|---|---|
| น้ำพริกปูไข่ | SPICY & SOUR RELISH MADE WITH CRAB ROE & CRAB MEAT | 320バーツ (約1,590円) | 2個 |
| หลนปูไข่ | COCONUT MILK BASED HERBAL DIP WITH LUMP CRAB MEAT | 580バーツ (約2,880円) | 0個 |
| แกงหมูชะมวง | TRAT’S FAMOUS SWEET & SOUR PORK BELLY STEW WITH CHAMUANG LEAVES | 270バーツ (約1,340円) | 0個 |
| แกงมัสมั่นไก่ทุเรียน | MASSAMAN CURRY WITH CHICKEN THIGH AND UNRIPENED DURIAN | 290バーツ (約1,440円) | 0個 |
| ปลากะพงต้มส้มระกำ | SPICY ASIAN SEA BASS SOUP SEASONED WITH THAI SALACCA | 270バーツ (約1,340円) | 1個 |
| ไก่ต้มกระวาน | AROMATIC CLEAR CHICKEN SOUP, SEASONED WITH SIAM CARDAMOM SHOOTS AND THAI HERBS | 250バーツ (約1,240円) | 1個 |
| ปลาเห็ดโคนทอดขมิ้น | DEEP FRIED BONELESS SILLAGO FISH WITH GARLIC & TURMERIC | 310バーツ (約1,540円) | 0個 |
| ปลาหมึกแดดเดียวเกาะช้างทอด | DEEP FRIED “KOH CHANG” SUN-DRIED SQUID | 320バーツ (約1,590円) | 0個 |
| ข้าวคลุกน้ำพริกเกลือ | FRIED RICE COOKED WITH EASTERN THAILAND STYLE SPICY SEAFOOD SAUCE | 240バーツ (約1,190円) | 2個 |
同じ見開きに0個、1個、2個が並んでいました。カレーで身構えていた私には、マッサマンカレーが0個なのも救いでした。
私が頼んだ0個の揚げ物は辛くなく、1個のスープも困るほどではありませんでした。2個・3個は頼んでいないので分かりません。記号はその店の目安で感じ方には個人差があるため、迷う料理は店員さんに確認すると選びやすくなります。
この見開きは、地図より真剣に読みました。
英語の説明文に “SPICY” と書いてあります
英語名の「SPICY」も手がかりでした。表のスズキのスープ、シーフードソースの炒飯、カニの卵と身のディップにはSPICYの記載があります。
「SOUR(酸っぱい)」は辛さの印ではありません。豚バラの煮込みはSWEET & SOURで0個、カニのディップはSPICY & SOURで2個でした。ただ、SPICYの記載がなくても辛い料理はあるので、表示だけで迷う場合は店員さんに確認してください。
メニュー末尾の注記は「All prices are subject to 10% Service Charge and 7% VAT」。表の価格には10%のサービス料と7%のVATが加わります。「No MSG added」(อาหารบ้านฉันไม่ใส่ผงชูรส)という、化学調味料を加えない店の方針も載っていました。
実際に頼んだのはこの2皿です
料理の写真は12時45分。品名まで分かるのは、唐辛子マーク1個の鶏のスープと、0個のキスの唐揚げです。
ไก่ต้มกระวาน(澄んだ鶏のスープ)250バーツ(約1,240円)・唐辛子マーク1個
英語名は「AROMATIC CLEAR CHICKEN SOUP, SEASONED WITH SIAM CARDAMOM SHOOTS AND THAI HERBS」。250バーツ(約1,240円)、(GF)、唐辛子マーク1個です。青い琺瑯の鍋に澄んだ金色のスープが入り、パクチー、青ねぎ、丸のままの乾燥唐辛子が浮いていました。

丸ごとの唐辛子には身構えましたが、辛くて困ることはありませんでした。名前のกระวาน(クラワーン)は香りづけのシャムカルダモンの新芽。「AROMATIC」という英語名もうなずけるスープでした。
ปลาเห็ดโคนทอดขมิ้น(キスの唐揚げ)310バーツ(約1,540円)・唐辛子マーク0個
英語名は「DEEP FRIED BONELESS SILLAGO FISH WITH GARLIC & TURMERIC」。310バーツ(約1,540円)、唐辛子マーク0個です。シロギスの骨を抜き、ターメリックとにんにくで揚げた料理でした。
バナナの葉を敷いた白い花柄の皿で、まず目に入ったのは揚げにんにくの山。魚はその下に隠れ、上にはパクチー。「魚料理を頼んだつもりが、にんにく料理が来た」が最初の印象でした。

この皿は辛くありませんでした。にんにくの山を崩して魚を掘り出すのも楽しかったです。
私は「CLEAR(澄んだ)」のスープと「DEEP FRIED(揚げた)」の魚を、唐辛子マークと合わせて選んでいました。ただ、どちらも調理法の言葉で、辛くない保証にはなりません。澄んだトムヤムクンにも唐辛子は使われます。
同じテーブルには、揚げ物の盛り合わせが載った赤いトレーと、白いご飯もありました。品名は記録がないので書きません。
めちゃおいしかったです。
食後はカクテルを2杯。最後の写真は13時50分で、象の柄の壁を背にグラスが並んでいます。辛いものが苦手な人間が、東部タイ料理の店で1時間半座って、最後にカクテルまで飲んでいる。行く前の私に見せてやりたい1枚です。
この店で使ったのは、料理とカクテルを合わせて2人で1,500〜2,500バーツ(約7,400〜12,400円)。実額の記録はなく、相場からの目安です。
一度だけ、はっきり辛いものに当たりました
店はバーンイサーン・ムアンヨッ(บ้านอีสานเมืองยศ/Baan E.Sarn Muangyos Since 1991)。青いネオンの看板が目印です。

2026年2月22日(日)、22時28分。この日はメークロン線路市場とアユタヤの1日ツアーに行っていて、バンコクに戻ってからの夕食でした。
頼んだのは、ソムタム(青パパイヤのサラダ)、スープ、生野菜の盛り合わせ、それに赤いつけだれです。生野菜は、かごに入って出てきます。
ソムタムには、輪切りの赤唐辛子と、生の青唐辛子が入っています。

ソムタムは、はっきり辛かったです。ただ、食べられなかったわけではありません。写真には取り皿によけた赤唐辛子が1本。この旅で唐辛子が皿の外に出ているのは、この1本だけです。
一方、同じテーブルの熱くて酸っぱいスープは、朝5時から動いた体に入って、その日いちばんほっとする一杯でした。スープの辛さの記録はありません。はっきり辛かったと分かるのはソムタムです。
金額は、2人で600〜1,000バーツ(約3,000〜5,000円)が目安です。こちらも実額の記録はありません。
イサーンはタイ東北部の料理。店名にもそのジャンルが出ていて、ソムタム、ラープ、トムセープなど辛い料理の多い店だと後から分かりました。私は満足して帰りましたが、辛さを避けたいときには、メニューと合わせて店のジャンルも見るとよさそうです。
ジョッドフェアで私が食べた物は辛くありませんでした
到着日の2026年2月21日(土)の夜は、ナイトマーケットのジョッドフェアへ。私が食べた昆虫の素揚げ、ワニの串焼きは、塩とスパイスの味付けで辛くありませんでした。詳しい味は別記事にまとめています。
串焼きや揚げ物の屋台に、「SUGOI TAKO」というたこ焼き屋もありました。たこ焼きは買っていません。下は店頭で見た値段です。
| 品目 | 値段 | 備考 |
|---|---|---|
| 昆虫の素揚げ | 80・100バーツ (約400・500円) | 店頭表示。塩とスパイスで辛くない |
| ワニ肉の串焼き(小・大) | 100・150バーツ (約500・740円) | 店頭表示。塩とスパイスで辛くない |
| たこ焼き(SUGOI TAKO) | 80〜240バーツ (約400〜1,190円) | 店頭表示。買っていません |
| 缶のクラフトビール | 150〜200バーツ (約740〜990円) | 目安 |
ジョッドフェアでの支出は、2人で1,000〜1,200バーツ(約5,000〜6,000円)が目安です。
同じ料理でも店やソースで味付けは変わるため、「塩とスパイス」という説明だけで辛くないと決めることはできません。
マンゴーもち米と、空港で頼んだ麺も辛くありませんでした
朝のメークロンで、カオニャオ・マムアンを食べました
2026年2月22日、8時15分。メークロン線路市場の食堂街で、カオニャオ・マムアン(マンゴーもち米)を食べました。赤いトレーに載って出てきます。
マンゴーと、甘いもち米。辛さの入る余地は、どこにもありません。

朝5時から動いていたので、8時台でも体はもう昼のつもりでした。
メークロンの食堂街での軽食とマンゴーもち米で、2人300バーツ前後(約1,500円)が目安です。
なお、この日のツアーには昼食が料金に含まれていて、会場はザ・ツインタワーホテルでした。辛さについては記録が残っていないので、ここでは触れません。
最後の食事は、空港で豚肉団子の麺とタイティーでした
2026年2月23日、21時11分。スワンナプーム空港での、この旅の最後の食事は、豚肉団子の麺とタイティーでした。
このとき頼んだ麺とタイティーは、どちらも辛くありませんでした。麺料理すべてが辛くないわけではありませんが、この一杯は落ち着いて食べられました。
2人で300〜400バーツ(約1,500〜2,000円)が目安です。
振り返ると、ツアーの朝に食べたマンゴーもち米と、最後の夜の麺は、辛さを気にせず食べられる「休憩」のような時間でした。次に麺を選ぶときも、料理名だけで決めず、スープやたれの辛さを確かめたいと思います。
選ぶときに助かったのは、辛さ表示でした
いちばん役に立ったのは、シートラートの唐辛子マークです。英語のSPICYも手がかりになりました。ただし、表示がない料理や迷う料理は店員さんに確認し、CLEARやDEEP FRIEDだけで辛さを判断しないことも、これから選ぶ人には伝えておきたいです。
まとめ|辛いのが苦手でも、読めば選べます
3日間の食事を、辛さの観点で並べ直します。
- 2026年2月21日(土)夜|ジョッドフェア。昆虫の素揚げ、ワニ肉の串焼き。どれも辛くない
- 2月22日(日)8時15分|メークロンでカオニャオ・マムアン。甘い
- 2月22日(日)22時28分|バーンイサーン・ムアンヨッでソムタム。唯一はっきり辛かった。でも食べた
- 2月23日(月)12時17分〜13時50分|シートラート。唐辛子マーク1個のスープと0個の揚げ物。辛くない
- 2月23日(月)21時11分|スワンナプーム空港で豚肉団子の麺とタイティー。辛くない
最後に金額です。実額の記録はどこにも残っていないので、下の表はすべて相場からの目安です。円は1バーツ=4.96円(2026年2月の平均レート)で計算しています。
| 場所 | 内容 | 金額(目安) | 辛さ |
|---|---|---|---|
| ジョッドフェア | 昆虫・ワニ・ビールなど歩き食べ | 2人で1,000〜1,200バーツ (約5,000〜6,000円) | 辛くない |
| メークロンの食堂街 | 軽食+カオニャオ・マムアン | 2人で300バーツ前後 (約1,500円) | 甘い |
| バーンイサーン・ムアンヨッ | ソムタム、スープ、生野菜 | 2人で600〜1,000バーツ (約3,000〜5,000円) | ソムタムが辛い |
| シートラート | 料理+カクテル | 2人で1,500〜2,500バーツ (約7,400〜12,400円) | 頼んだ2皿は辛くない |
| スワンナプーム空港 | 麺+タイティー | 2人で300〜400バーツ (約1,500〜2,000円) | 辛くない |
同じメニューの中に、辛さ0個の料理と1個・2個の料理が並んでいたことが、行く前の不安をほどいてくれました。辛さの感じ方は人それぞれですが、私には表示を読むことで選べる料理があり、3日間の食事を楽しめました。
参考情報・公式案内
施設・交通・サービスの一般情報を確認した出典です(2026年9月26日確認)。旅行当時の体験・支払い記録とは区別し、利用前には各公式案内の最新情報をご確認ください。
